プロフィール 樋口和彦
ユング派精神分析家、臨床心理士、神学博士
1927年(昭和2年)神奈川県横浜市に生まれる。
1946年日本キリスト教団大森めぐみ教会で受洗。
同志社大学神学部、大学院修士課程を修了後、1958年米国ボストンのアンドヴァー・ニュートン神学校に留学、神学修士取得。
1975年神学博士。
1964年スイスのユング心理学研究所に留学。
同時期に留学されていた河合隼雄先生の勧めにより、ジェームズ・ヒルマン博士の教育分析を受け、ユング派分析家の資格取得。
お二人とは生涯に渡り、尊敬とユーモアに満ちた深い親交で結ばれる。
1961年以来、同志社大学神学部、同大学院で36年間教鞭をとる。宗教心理学を担当。その間、神学部長、学術情報センター所長、法人理事等を歴任し、1997年3月定年退職。記念講演「臨床神学の可能性」。
1997年4月、京都文教大学学長に就任。わが国初の博士課程を擁する臨床心理学部をもつ新大学の設立と運営に尽力。 2008年まで11年間臨床心理士養成のための教育に専念した。
1964年から日本キリスト教団京都丸太町教会教師をつとめる。
京都・修学院の自宅書斎で、40年以上分析家として精神分析を行う。
2013年8月25日 約1年間の闘病の末、永眠する。享年86歳。
<主な社会活動>
日本ユング心理学会長(AJAJ)
日本いのちの電話連盟理事長 京都いのちの電話理事長
国際箱庭療法学会副会長(ISST) 日本箱庭療法学会理事
京都YMCA理事 日本サイコオンコロジー学会理事
臨床心理士養成指定大学院連絡協議会会長
ファンタジーグループ主宰(京都、東京、仙台、松山)
<主要著書>
「ユング心理学の世界」 創元社(1978)
「ユング心理学―東と西の出会い」 新曜者(1982)
「聖なる愚者」 創元社(2002)